感情は個性を磨く原動力
※木の花ファミリーの子供達
自己観察において、感情は非常に重要でわかりやすいセンサーになる。それについては、また後に書くとして、今回は新しいことに取り組む際の、感情の役割について話してみたい。
子供を観察していればわかることだが、子供は新しいものに自然と興味を持つ。好奇心の塊であり、新しいもの、新しいことをどんどん吸収し自分の世界を広げようとする。
同時に大人と比べて、感情の起伏も豊かだ。怒られれば泣くし、嬉しければ喜ぶ。怪我をしても、恐れず新しいことに挑戦し続ける。子供の新しいことにどんどん挑戦するチャレンジスピリットは、感情の豊かさに支えられている。
恐怖を超えて戦いに挑む時の闘争心、子供が新しいものに挑戦する好奇心や冒険心、このような感情は、変化を求める際に、変化に対するリスクを超えるための勢いを与えてくれる。また、ショックな出来事も悲しみの感情によって、整理され、強く脳に記憶される。
このように、感情は変化の激しい環境に適応するために非常に重要な役割を果たす。それは大人を観察していても、感情豊かな人は比較的チャレンジスピリットが強い傾向にあることからもわかるだろう。
私たちが、変化を求め、より個性的に生きたいと思うのならば、自分の感情をよく観察し、何にワクワクするのかを知ることで、自分自身の個性の方向を発見することができる。好奇心や冒険心、闘争心は、私たちの個性を磨くための原動力になる。