三週間坊主キャンペーン 「感情」
「学ぶ」とは何でしょうか。
「新しいことに取り組むこと」というのは安易すぎるかもしれませんが、人は新しいことに取り組むときに、これまで使ってこなかった能力を発見することができます。しかしそれは当然、継続して取り組み続けるからこそのものです。
今回は、三日坊主ならぬ三週間坊主と題しまして、人間が行動を習慣化するのに要する21日間を一区切りとして、「感情」というテーマを探求していきたいと思います。21日で習慣化するというのは、間違いだという話もありますが、これ以上長いと僕も飽きちゃうので、こんなもんで始めてみようと思います。
なぜ「感情」がテーマなのか。
人は、自分の発言・行動を通して自分を観察することが出来ます。「どうして私はあんなことを、言ってしまったのだろうか」「なぜあんなことしてしまったんだろう」そうやって人間は、他者を観察するように自分を観察することで、自己認識することができます。こういった心の働きを再帰性というそうです。一般的な言葉で言い換えると「振り返る」ということでしょうか。
しかし、発言や行動に出さなくても、自分を観察することは出来ます。自分の思考や感情を観察することです。特に、感情は思考に比べて刺激的ですから、意識的に捉えやすいのでしょう。自己認識の材料として、感情はとても多くのことを教えてくれます。
感情の観察というのは、自分のネガティブな感情のコントロールのためにあると、僕は今まで思っていました。でも、そうではなく、感情を通して自分をもっと知ることが、日々をより生き生きと、自分の人生をより主体的に生きていくことに直結している。そういう可能性を感じています。
今日から三週間、新たな取り組みにフォーカスし続けるために、このキャンペーンを始めました。三週間の間に、学んだことをまた書いていこうと思います。