やゆよのあゆみ

木の花ファミリーという共同体で、人と自然と調和して暮らしています。生きることとか人間のこととかを書いていきます。

学ぶ力は 生きる力

教えることで、相手が学ぶ力を育てる機会を奪っていることに気がついた。必要な情報を自らの力で探しだし、吸収することこそ学ぶ力だ。人間に最も近い知能を有するチンパンジーは、大人のすることを見て学ぶ。誰も方法を教えたりはしない。

教えることで、解答という狭い枠に相手を閉じ込め、相手の可能性を閉じてしまう。学校教育はまさにこれであり、考えられない人を量産する工場になってしまっている。

農業において、作物に肥料をやってしまうと、根が拡がらず、作物が自ら栄養を取り込み自分の体に変換する力のない、弱々しい作物を育ててしまう。生きる力が備わっていない、生命力のない野菜が出来上がる。

植物も、人間も同じ生き物。そう考えると、吸収し身に付けることは、生きる力であり、学ぶ力だ。日々、新しいことを吸収し続け成長するからこそ、人は生き生きと生きられる。

三週間坊主キャンペーン 「感情」

「学ぶ」とは何でしょうか。

「新しいことに取り組むこと」というのは安易すぎるかもしれませんが、人は新しいことに取り組むときに、これまで使ってこなかった能力を発見することができます。しかしそれは当然、継続して取り組み続けるからこそのものです。

 

今回は、三日坊主ならぬ三週間坊主と題しまして、人間が行動を習慣化するのに要する21日間を一区切りとして、「感情」というテーマを探求していきたいと思います。21日で習慣化するというのは、間違いだという話もありますが、これ以上長いと僕も飽きちゃうので、こんなもんで始めてみようと思います。

  

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 なぜ「感情」がテーマなのか。

人は、自分の発言・行動を通して自分を観察することが出来ます。「どうして私はあんなことを、言ってしまったのだろうか」「なぜあんなことしてしまったんだろう」そうやって人間は、他者を観察するように自分を観察することで、自己認識することができます。こういった心の働きを再帰性というそうです。一般的な言葉で言い換えると「振り返る」ということでしょうか。

 

しかし、発言や行動に出さなくても、自分を観察することは出来ます。自分の思考や感情を観察することです。特に、感情は思考に比べて刺激的ですから、意識的に捉えやすいのでしょう。自己認識の材料として、感情はとても多くのことを教えてくれます。

 

感情の観察というのは、自分のネガティブな感情のコントロールのためにあると、僕は今まで思っていました。でも、そうではなく、感情を通して自分をもっと知ることが、日々をより生き生きと、自分の人生をより主体的に生きていくことに直結している。そういう可能性を感じています。

 

今日から三週間、新たな取り組みにフォーカスし続けるために、このキャンペーンを始めました。三週間の間に、学んだことをまた書いていこうと思います。

 

物質と生命

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最初は小さな波だった。

その波は波紋として広がり、跳ね返り、重なり合って、

やがて揺らぎは渦へと大きくなっていった。

 

渦から銀河が生まれ、星が生まれ、大気が生まれ、海が生まれた。

それら渦巻くすべてのものたちは、変化しながらも、渦としての形を保ち続けている。

生命は、そんな変化と安定という法則の中で生まれたひとつの過程である。

 

渦巻く海の中で、

自己と世界を区切る膜が生まれ、

自己を複製し、存続するための遺伝子が生まれ、

それらをあわせ持つ、細胞というひとつの生命が生まれたかと思うと、

細胞同士が共生し合い、多細胞生物というより大きなひとつの生命へと進化した。

 

この世界には、ある方向性が与えられている。

 

生き抜く力

人間は不思議だ。

人間以外の動物は、「私はこのように生きていきます。改善していきます。」と宣言したりはしない。

宣言したことをプレッシャーに感じることもない。

宣言したことを実現できずに、強制されたと反発することもない。

人間はなんのために宣言なんてことをするのだろうかと考える。

 

人間には協力することが出来る。

人間以外の生物は、本能として他の生物と足りないものを補い合うように仕組まれている。

しかし人間は明らかに違う能力を持っている。

 

他者のしぐさや言葉から、相手が何を期待しているのかを読み取り、それに応えようとする。

それによって、人間は動物よりも高度な群れをつくることが出来ている。

期待し、応えることは、コミュニケーションの根底にあるものだ。

 

この人の期待に応えたい。

みんなの期待に応えたい。

期待され、応えることによって、感謝が生まれ、より強い信頼関係が出来ていく。

それは、人と人のつながりの強さであり、共同体の強さである。

 

「私はこのように生きていきます。改善していきます。」というのは、期待に応えようとしているように思える。

それは期待に対して応えることだから、受身的な変化であるが、そこに応えようという自らの意欲があるならば、それは主体的な行動となる。 

それは、いうなれば器の力。

 

 

もうひとつ大事なものがある。

それは、ひとりひとりの中にあるもの。

心の奥底から湧いてくること。

 

これからの時代をどう生きていけばいいんだ。

もっと大事な生き方があるはずだ。

この道を大切なことだと感じた心、直感。

それは自らの中から湧いてくるもの。

 

それはひとりひとりの中にある、生命の声だ。

何度も絶滅の危機を生き抜いてきた、命の生き抜く力から湧いてくる声だ。

 

だから、地球の声に、人類の声に、自分より大きなものの声に耳を傾ける。

柱を立てるとはそういうこと。

それが柱の力。

 

どちらも大切だけど、

大本は柱。

拡げるのが器。

 

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おわり

答えは対話の中にある

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僕は身体との会話が好きだ。

それは、身体がどこへ動きたいのか

どういう動きが自然なのかを身体と会話しながら探っていく。

結果、楽で美しく無駄のない動きが見つけられる。

進むべき方向は身体が教えてくれる。

 

昨日は子どもとのやりとりが面白かった。

こちらの伝え方次第で、向こうは柔軟に機敏に変化してくる。

こう出れば、向こうはどう出るのかな。

どうするとこの関係はお互いにとって

楽しくて無理のない、良い関係になれるのかな。

進むべき方向は相手が教えてくれる。

 

多分、これは広くあらゆることに適用できることじゃないかな。

体とか相手とか、そういう物質的な対象だけではなく

集団とか場の空気であったり、

天意というか、機運のような長いトキ軸に流れるものであったり。

 

 

おわり

 

女の業の深さと、男の弱さは活かし合うためにある

女性は男性よりも業が深いという。

 

確かに木の花でも女性メンバーの方が、身も心もボロボロというところまで行った人が多いように思う。世の中を見てもそのように思う。

 

 一方で男性は女性よりも打たれ弱い。日本の年間自殺者数の男女比は男:女は7:3だ。木の花でも、いさどんが男性にとても配慮して接していることや、出て行くメンバーも男性の方が明らかに多い。

 

 こういった男女の傾向は、別々に見れば問題点だが、本来は活かし合えるもののはずだと思う。男と女、性の起源をたどれば見えてくるものがあると思う。

 

 

■単細胞の接合

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ミドリムシ:画像はこちらからお借りしました。

21億年前、環境が悪化した場合に限り、単細胞生物同士が接合し遺伝子を交換することによって、環境に適応した変異体をつくりだした。

 

 

■殖産分化

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ボルボックス(藻の一種):画像はこちらからお借りしました。

10億年前、単細胞生物から多細胞生物へと進化。生殖と生産を一つの細胞で担うより、別々に役割分担した方が効率が良いので生殖細胞と体細胞に分かれた。

体細胞(筋肉・神経・消化器官)

生殖細胞(精巣・卵巣・子宮)

 

  

■精卵分化

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受精:画像はこちらからお借りしました。

10億年前、安定が求められ栄養を蓄える卵子と、競争により淘汰されることで変異を担い運動する精子に分かれた。雌雄同体。

 

 

■躯体分化(雌雄分化)

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画像はこちらからお借りしました。

それまで、雌雄同体としてひとつの体で精子卵子を作り出していたが、オスメスに分かれ役割分担した。

安定が求められる卵子を生み出す躯体=メス

変異に対応する精子を作り出す躯体=オス

 

 

 

こうして、すべてをひとつで担っていた単細胞生物から、様々な役割を分担し男と女が生まれた。男は変異を担い、女は安定を担う。

 

女は男の二倍業が深いというのは、本来、生殖を担うために高めた能力、安定性=強さが、問題として表れている。

 

男が弱いというのは、本来、外の世界で生産や仕事を担うために高めた能力、変異性=弱さ(環境の変化に対する敏感さ)が問題として表れている。

 

 

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画像はこちらからお借りしました。

 

地球はひとつの生命であり、共同体もひとつの生命である。

男女もまたふたつでひとつの生命である。

  

男性は「弱さ」とも言える、変化に対しての敏感さを生かし、女性に伝達することで、男性は共同体をあるべき方向へ導く柱となることが出来る。

 

女性は「業の強さ」のとも言える、安定性を生かし、共同体をより安定させ充実した豊かな場所にすることが出来る。

 

男と女は本来、ひとつの生命であり、より高度な生命に進化するために分かれたのであって、お互いの能力を活かし合うようになっている。

 

男性の弱さと女性の強さは、この共同体をより豊かな生命体へと変化させていける。

男と女が活かし合うことで、世の中の動きに機敏に適応し、同時に安心のある豊かな場所を実現する共同体になっていける。

 

この共同体がより充実したものになっていくということは、人類という共同体がより豊かな生命体へと進化していくために、雛形になるという意味でもある。

ミーティングがつまらない。

ミーティングがつまらない。


結局いさどんが圧力をかけて、翌日にいさどんが答えを出す。僕らは時代や社会の圧力を受けてここに集まっている。だから、本来いさどんからの圧力は必要ないもの。でも社会情勢の番組を見ても寝ている。僕には理解できない。僕は答えを出さなければならないし、答えを出したい。やらずにはおれないから、圧力をかけられなくてもそういうことをやる。

 

プーチンはロシア国民のために大統領をやっている。だから国民が共感できる、筋の通った話ができる。支持率も高い。
オバマはアメリカ国民のためではなく、ユダヤ資本や軍需産業の利権のために大統領をやっている。本当のことは国民には言えないから、嘘や捏造で国民を扇動しなければならない。騙せている間は支持率は高いが、後で嘘がバレて支持率は下がる。今回も、国内の諜報機関や軍部からシリア空爆に反対され、シリア空爆時は国民の支持率は18%だった。

次期アメリカ大統領候補のドナルド・トランプの支持率が高いのも、ユダヤの傀儡、ブッシュ一族に飽き飽きした国民の声だろう。


プーチンはすべての情報を国民に公開しているわけではないし、そこには駆け引きもあるだろう。あくまでロシアのためであり、全人類のためという意識でいるわけでもない。
ただ、何か変化の兆しを感じる。限られた一部の利益のためではなく、より大きな集団の利益のために役割を果たそうとする人々が現れてきているように感じる。時代の変化に期待を持ちつつ、冷静に観察していきたい。

 


本当は、ひとりからではなく、みんなで考えを出しあって答えを出していきたい。みんなが参加して、みんなが納得するからそこにエネルギーが生まれるし、ひとりひとりの歩みに力が宿る。

どうしたらそこに行けるだろう。

「なんでだろう?」を日々に持つこと。


探求して答えを出していくと、道理が頭の中に組み上がっていく。日常に出会う様々な現象の背後にある構造が、頭の中で立体的に組み上がっていく。
そうすると、ある現象を、他の現象と置き換えて理解することができるようになる。畑の土の中の微生物の動きと、社会情勢が同じに見れる。直感的に道理を通せるようになる。それが柱が立つということであり、相似象的思考、カタカムナの世界。

 

男は柱、女は器。

 

自我を通すための屁理屈なんてもういらない。男は、みんなが納得できる答えを出していけるようにならないといけない。女のように、「そうだね」ばかり言ってちゃダメだ。ひとりひとりが、自分を誇らしく思えるような、女性に道を示していけるような者になって初めて、正しい性のあり方がそこに見えてくる。多分。

行ってみないとわからないけど、みんなで磨き合ってそこを目指したい。